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カップル 2025/11/12

倦怠期を乗り越える!二人の距離を取り戻す「ハグ」の秘密とは?

倦怠期を乗り越える!二人の距離を取り戻す「ハグ」の秘密とは?
どんなに相性の良いカップルにも、付き合いが長くなると訪れるのが「倦怠期」です。最初の頃のときめきが薄れ、会話が減り、スキンシップも減少する。そんなときに大切なのが、改めて心と心をつなぐこと。その手段として効果的なのが「ハグ」です。今回は、ハグが倦怠期にどう作用するのか、どのように取り入れればいいのかを詳しくご紹介します。


倦怠期はなぜ起こる?


まずは「倦怠期」がなぜ起こるのか、そのメカニズムを知ることから始めましょう。


・倦怠期とはなにか?

倦怠期とは、恋愛初期の高揚感が落ち着き、相手の存在が“日常”になることで、ドキドキや新鮮さが薄れる時期のことです。多くの場合、交際半年~1年ほどで訪れ、相手に飽きたわけではないのに気持ちが冷めたように感じることがあります。これは人間の感情の自然な移り変わりであり、何もおかしなことではありません。むしろ、倦怠期をどう乗り越えるかが大切なのです。


・なぜ気持ちが冷めたように感じるのか?

付き合いたての頃は、脳内でドーパミンやフェニルエチルアミンといった“恋のホルモン”が活発に分泌されますが、時間が経つにつれてそれらは減少します。これにより、ときめきや強い情熱が薄れ、「好き」という気持ちに実感が持てなくなるのです。また、相手の短所が目につきやすくなるのもこの頃です。生理的・心理的な反応が重なり、冷めたように感じるのが倦怠期の正体です。


・倦怠期をポジティブに捉えよう

倦怠期をネガティブに捉えるのではなく「関係をよりよくする絶好のチャンス」とポジティブに捉えることが大切です。関係をよりよくするために、スキンシップはとても効果です。触れることで言葉以上の想いが伝わります。「ハグ」は数あるスキンシップの中でも、最も手軽かつ深い愛情を表現できる手段のひとつです。


ハグが持つすごい力とは?


実は、ハグには科学的にも証明された“癒しの効果”があるのです。


[1]オキシトシンによる安心感

ハグをすると「愛情ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンが脳内に分泌されます。このホルモンには、ストレスを軽減し、相手への信頼感や親密さを高める効果があります。10秒以上のハグでその効果はさらに高まり、不安定だった気持ちを安定させてくれるのです。恋人とギクシャクしたときほど、無言でのハグが相手に安心を与えるきっかけとなります。


[2]感情の共有ができる非言語コミュニケーション

言葉にしなくても気持ちが伝わるのが、ハグの持つ最大の特徴です。とくに日本人は感情表現が苦手とされており、「ごめんね」「ありがとう」「好きだよ」といった言葉を照れて言えない人も多いはず。そんなとき、静かに抱きしめるだけで、心の奥にある気持ちを届けることができます。ハグは、相手に「自分は大切にされている」と実感させる強いメッセージになるのです。


[3]相手を「存在ごと」受け入れる行為

ハグは身体を包み込むように触れ合う行為です。これは、相手の言葉や行動だけでなく、存在そのものを受け入れるという心理的なサインにもなります。抱きしめられることで、「そのままの自分を受け入れてくれている」と感じ、心に深い安堵感が生まれます。相手が落ち込んでいる時や、自信をなくしている時にそっとハグをするだけで、大きな支えになるのです。


[4]より幸せな記憶をつくる

ハグは、相手とのポジティブな記憶を作る重要な役割を果たします。抱きしめられることで感じる体温や抱き方の強弱、相手の鼓動や呼吸、香りなどの五感の情報は、脳の海馬や扁桃体に安心や幸福感とともに刻まれます。「一緒にいると心地いい」「この人といると安心できる」という感覚を潜在的に定着させ、関係を深め、愛着を強める役割を持っているのです。


倦怠期に効果的なハグの活用法


では、実際に倦怠期の乗り越えにハグをどう取り入れればよいのでしょうか。


[1]毎日の「ただいまハグ」

忙しい日々の中で、スキンシップを忘れてしまうのはよくあること。だからこそ、日常の中に「習慣的なハグ」を取り入れるのが効果的です。特におすすめなのが、帰宅時の「ただいまハグ」。何気ない一日の終わりにハグを交わすことで、心の距離がリセットされ、パートナーとの関係性が安定します。形式的でもいいので、まずは毎日続けることが大切です。


[2]けんかの後の「無言ハグ」

言い合いをした直後は、言葉ではうまく謝れないものです。そんなときは、静かに近づき、何も言わずに抱きしめてみましょう。怒りや悲しみで荒れた感情も、ぬくもりによって自然と落ち着いていきます。無言のハグには、「許し」や「思いやり」の感情が含まれており、対立したふたりの関係を再びつなぎ直す橋渡しになるのです。言葉よりも深く伝わります。


[3]10秒以上の長めのハグを意識

「時間をかけたハグ」には特別な意味があります。アメリカの研究では、10〜20秒以上のハグでオキシトシンの分泌量が顕著に増えるとされています。長めに抱きしめることで、より深い安心感が生まれ、相手とのつながりを強く実感できます。最初は気恥ずかしくても、習慣にすれば自然と心がほぐれていきます。1日1回、長めのハグを取り入れてみましょう。


ハグ以外にできることとは?


ハグとあわせて他のアプローチを取り入れることで、より効果的に倦怠期を乗り越えられます。


[1]共通の趣味を見つける

ふたりで何かを一緒に楽しむことは、関係の活性化に大きく貢献します。例えば、料理、ランニング、映画鑑賞など、ささやかなことでも構いません。共通の趣味があると、自然と会話も増え、「一緒にいて楽しい」という実感が戻ってきます。新しい趣味を始めるのも良い刺激になります。ハグとセットで、ふたりだけの時間を大切にする習慣をつくりましょう。


[2]感謝やねぎらいの言葉を増やす

「ありがとう」「助かったよ」などの言葉は、関係の潤滑油です。長く一緒にいると、相手のしてくれることが当たり前になりがちですが、感謝を伝えることは愛情の表現そのもの。ちょっとした一言が、相手の心を温かくします。ハグとあわせて、日々の言葉にも意識を向けてみましょう。言葉+触れ合いが、最強のコミュニケーションになります。


[3]ときには距離を取ってみる

皮肉に聞こえるかもしれませんが、関係が近すぎて息苦しくなることも倦怠期の原因です。そんなときは、あえて距離を置いてみるのも一つの方法。お互いに自由な時間を過ごすことで、相手の大切さを再確認できることもあります。適度な距離感が、新たな魅力を再発見するきっかけにもなります。戻ったときの「再会ハグ」は、より特別なものになるでしょう。

おわりに


倦怠期は、誰にでも訪れるものです。しかし、それをどう乗り越えるかによって、関係の深まり方は大きく変わります。ハグは、言葉では伝えきれない気持ちを補い、相手の存在をまるごと肯定する愛情表現です。日常の中にハグを取り入れることで、少しずつ心の距離は縮まり、倦怠期を乗り越える大きな力になります。今日から始めてみませんか、心を込めた一回のハグを。

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