異性との出会いの最初のきっかけとしてよく言われるのが「共通する趣味をもった方が良い」という意見。
たしかに同じ趣味があるに越したことはないとはいうものの、実際はどうなのか気になりますよね。むしろ、なくても良好な関係は築けるという声もあります。
そこで今回は生涯のパートナー選びに共通の趣味が必要かについて、先輩カップルの声も含めてご紹介します。

「釣り」で出会ったAさんカップル

Aさんカップルの出会いは「イベント系合コン」。
たまたま海釣りの話で盛り上がり、一緒に釣りに出かけるうちに仲が深まったそうです。
ところがゴールイン後、Aさんの奥様が出産したことで釣りに行く機会もめっきりなくなりました。そこである日、Aさんが奥様に「子育てが一段落したら、また釣りに行こうね」と話したところ、意外な返答が。
「実は私、そこまで釣りに興味があった訳ではなかったの。でもアウトドア好きな雰囲気のある男性がタイプであのイベントに参加したのよ。」「でも、そのお陰であなたに出会えて本当に良かったと思っている。」
Aさんは奥様の告白にとても驚いたそうですが、いつも釣り上げた魚を手早くさばいて食卓に出してくれる奥様には常々感謝していたそうで、「これはこれであり」と思ったのだそうです。

「同じ趣味ゼロ」でも心地よい関係のBさんカップル

Bさんカップルの出会いは「マッチングアプリ」。
きっかけはお互い「見た目が好みだった」からだったそうです。そんな二人に共通する趣味は特になく、バリバリの体育会系スポーツマンのBさんはサッカーで毎週末出かけることが多い一方、奥様はお菓子作りで完全にインドア派。
そこで、「週末は自分の好きなことをする時間にして、平日たくさん一緒にいよう」と決め、Bさんがサッカーを楽しむ間、奥様は自身が主宰するお菓子教室で多くの生徒を抱えて手腕を発揮することに。
甘党のBさんはスイーツが大好物で、帰宅して奥様手作りのケーキを食べるのが至福のひとときだそう。その他、家事分担についても予め決めておくことで、お互いが自分時間を大切に使いつつ仲良く暮らしているとのことです。

「趣味が合う」より「価値観が合う」カップルがうまくいく

このように、ゴールインしたカップルの中には必ずしも共通する趣味をもっていなくてもうまくいっているケースも多く見られます。
それでは何がそうさせているのかというと、「二人の価値観」が合っていることが挙げられます。

「趣味」は出会いのきっかけや二人の関係を進めるための味付けのようなものですが、「価値観」は生涯二人が暮らしていく中で大きな影響があります。
価値観が合わないことで、どんなに相手のことが好きでも結婚はできないというケースも少なからずあるのです。
例えば、お金の使い方や両親・知人との関係、仕事への姿勢などを見て、「この人とは価値観が合わない」と感じるお相手であれば、結婚後もうまくいかない可能性が高いのです。
今回ご紹介した先輩カップルのように、共通する趣味がなくても、お互いを理解して受け容れていれば、無理に相手に合わせる必要もなく円満な家庭を築くこともできるようですね。

おわりに

今回は生涯のパートナー選びに共通の趣味が必要かについてご紹介しました。
お互いの「趣味＝好きなもの」をリスペクトできる姿勢さえあれば、共通の趣味はなくても大丈夫です。もし現在、意中のお相手がいて、その方と共通の趣味がないことでお悩みでしたら心配は不要です。安心してステキな関係を育んでいってくださいね。