みなさんは、もし恋愛がうまくいかなければ、それは性格や外見のせいだと思っていませんか？もしかすると、自分が暮らす部屋に原因があるかもしれません。散らかった空間は無意識に人を遠ざけ、清潔で整った部屋は安心感と好印象を与えます。このコラムでは「モテない部屋」の特徴と、すぐに実践できる「モテる部屋」の作り方をご紹介します。

なぜモテるために部屋が関係するのか？

そもそもなぜモテるために「部屋」が関係するのか疑問を持つ人も多いでしょう。
以下のような理由があるのです。


[1]部屋＝あなたであるから

第一印象の8割は視覚から得られると言われています。それほど、人は見たものから無意識に多くの情報を読み取っているのです。散らかった部屋や不潔な空間は、相手に「この人は自己管理ができていないのでは？」という印象を与えてしまいます。


[2]人は環境に強く左右されるから

人は身を置く環境から強い影響を受けます。物が溢れ、散らかった部屋に居ると、無意識のうちにストレスがたまり、余裕を失いやすくなります。その結果、ちょっとした出来事にもイライラしやすくなったり、ネガティブな発言や態度が増えたりしてしまいます。


[3]自己アピールの場だから

部屋というのは単なる生活の場ではなく、自分のセンスや人間的な魅力を相手に伝える場所でもあります。木の家具や観葉植物を取り入れた部屋なら落ち着いた印象を、シンプルでモノトーンの空間なら合理的でスマートな人柄を、趣味のポスターや雑貨を飾れば個性的で情熱的な性格を、アピールすることができるのです。

「モテない部屋」を「モテる部屋」に変えよう！

一体モテない部屋にはどのような共通点があるのでしょうか？
また、モテる部屋にするにはどうすればいいのでしょうか？
代表的な3つのケースと、それに応じた改善策をご紹介します。

ケース① 不衛生⇒衛生的

モテない：不衛生な部屋

・テーブルや棚の上にホコリや食べかけの皿が積もっている
・床に髪の毛や食べかすが落ちている
・キッチンシンクに洗いものがたまっていてヌメりが出ている
・生ゴミや古い飲み物、タバコの臭いがする
・布製品（シーツ・クッション・ソファ）に黄ばみやシミがある


モテる：衛生的な部屋

・拭き掃除をする習慣をつけ、食べたらすぐに皿を片づけ、テーブルや棚の上には物を置かない
・定期的に掃除機をかけ、小さなゴミは都度拾う
・食後すぐに洗いものをする習慣をつけ、すぐに洗えない場合は、シンクに水を張ってつけ置きし、汚れを柔らかくしてから洗う
・生ゴミや飲み残しはこまめに捨て、定期的に換気を行い、消臭スプレーや重曹を活用して臭いをリセットする
・シーツやカバーは最低でも月1回洗濯する

ケース②　乱雑⇒整理整頓

モテない：乱雑な部屋

・脱いだ服が床に山のようになっている
・テーブルの上に多種多様なものが放置されている
・郵便物や書類が山積みになっている
・コンセント周りのケーブル類が絡まっている
・複数の場所に同じ物が放置されている


モテる：整理整頓された部屋

・洗濯かごや衣類収納ボックスを設置し、脱いだらすぐ入れる
・物は収納棚や引き出しに戻し、必要なもの以外は表に出さない
・書類用のトレーを用意し、届いたらすぐに処理し、机の上に溜めない
・ケーブルタイやケーブルボックスを使ってまとめる
・物の定位置を一か所に決め、使ったら必ずその場所に戻す

ケース③ 味気ない⇒温かみのある

モテない：味気ない部屋

・照明が一種類だけで、影や陰影がなく、部屋に温かみが感じられない
・家具や小物が最低限しかなく、生活感や個性が感じられない
・絵画、ラグ、観葉植物などがなく、視覚的な楽しさや居心地の良さがない
・コースターやブランケットなどのおもてなしアイテムがない
・家具がすべて白やグレーなど単色で、無機質な空間になっている


モテる：温かみのある部屋

・間接照明やスタンドライトを追加し、暖色系の光を取り入れる
・クッションやラグなど、生活感を演出するアイテムを適度に置く
・ポスター、アート作品、観葉植物などを用いて空間に楽しさを加える
・来客用のコースターやマグカップ、ブランケットなどを用意する
・色物の家具を用いて、空間にアクセントカラーを取り入れる

おわりに

「モテない」と悩むとき、多くの人は外見やコミュニケーションスキルを磨かなければと考えるかもしれません。しかし、それらの前に意外と見落とされがちなのが、自分が暮らす「部屋」の状態です。整った空間は、ただ片付いているという以上の意味を持ちます。今回ご紹介したことを参考に、あなたも「モテる部屋」を目指してみましょう。