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その他 2022/01/23

今年ぜひ読んでほしい恋愛小説をご紹介

今年ぜひ読んでほしい恋愛小説をご紹介
みなさんは小説を読みますか?
恋愛小説から恋愛を学び、自分の恋愛に活かしてみるのはいかがでしょうか。
今回は是非読んで欲しい恋愛小説をいくつかご紹介します。


[1] 植物図鑑 有川浩

主人公であるさやかは20歳代のOL。ある日の冬の夜、飲み会で遅く帰ってきた彼女は自宅マンションの植え込みで行き倒れている青年に「俺を拾ってくれませんか」と言われ、さやかは樹(いつき)という名前の青年を拾います。
翌朝、樹は朝食を作っており、普段コンビニ弁当や外食ばかりのさやかにとって涙が出るほど美味しい食事でした。彼女は思わず「行くあてがないなら、ここにいない?」とそこから同棲生活が始まりますが、ある日突然、樹はさやかの前から姿を消してしまいます。
切なくて、優しい温かな気持ちになる恋愛小説で、この作品の中には植物を使った料理が数多く登場します。


[2] 恋 小池真理子

連合赤軍が浅間山荘事件を起こし、日本国中を震撼させた1972年冬。
当時学生だった矢野布美子は、大学助教授の片瀬信太郎と妻の雛子の優雅で奔放な魅力に心奪われ、かれら二人との倒錯した恋にのめりこんでいた。
だが幸福な三角関係も崩壊する時が訪れ、嫉妬と激情の果てに恐るべき事件が!?
大人の恋愛を描いたもので、世界観がなんとも不思議で読んでいるうちに引き込まれてしまう作品です。映画化もされたので是非読んで欲しい作品の一つです。


[3] 恋文 連城三紀彦

結婚10年目にして夫に家出された歳上でしっかり者の妻の戸惑い。
しかしそれを機会に、彼女には初めて心を許せる女友達が出来たが…。
表題作をはじめ、都会に暮す男女の人生の機微を様々な風景のなかに描く短編集。
実は夫は結婚前に別れた女性が余命6ヶ月と知り、突然家出するのですが、その後の妻の行動に愛を感じる作品で、この夫婦だけでなく様々な男女の出会いが描かれています。他の紹介している作品に比べると少し昔の作品ではありますが、魅力的な素晴らしい作品です。


[4] センセイの鞄 川上弘美

37歳の独身女性である月子と、高校時代の国語の「センセイ」との淡くて切ない恋物語が描かれた作品です。
月子は最初出会ったときは気付かず、センセイの方から話しかけられます。しかし月子の方は名前さえ覚えていない。それをごまかすために「センセイ」とだけ呼び、2人はたまに一緒に飲むようになり旅行へも行った。月子がセンセイに好きだと告白してからもセンセイはセンセイのままだった。センセイは月子をデートへと誘い、恋愛を前提におつき合いしてくれと告白する……。
お互い歳の差がありますが、相手を思い合う2人のドラマを辿っていくうちに自分の恋愛とは何ら変わりがないことが分かり、どこか切ない気持になる作品です。


おわりに


いくつか作品をご紹介しましたが、同じ恋愛小説でもそれぞれ価値観が違い、ハッピーエンドで終わるものや切ない気持ちになるものもあります。
恋愛小説から学び、自身の恋愛に活かせる気付きもたくさんあると思うので、恋愛に悩んでいる、行き詰まった時はぜひ読んでみて下さい。





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