婚活・再婚 2020/07/10
意外とメリットの多い「事実婚」とは?メリット・デメリットを紹介
最近では、入籍する必要が感じられないという理由から、入籍をせず同棲を続けるカップルも増えてきました。
入籍をせず婚姻状態にあることを「事実婚」といいますが、事実婚とは細かくどういった意味があるのでしょうか。事実婚のメリット・デメリットと一緒にご紹介していきます。
「事実婚」とは一言でいうと、婚姻届を提出していない夫婦のことです。男女双方が結婚の意志を持ちながら共同で生活しているため、事実上結婚はしているものの、入籍の届出をしていない状態にあります。
事実婚の定義は以下です。
・互いに婚姻の意思がある
・共同生活をしている
・公的手続きにも表明している
・子供のことを認知している
それに対して法律婚は、一般的な結婚の形です。役所へ婚姻届けを提出し、法律的にも夫と妻と認められる形です。
事実婚と法律婚の違いは、夫婦としての手続きや受けられる行政サービス等があるかないかです。
事実婚は「夫婦がお互いに婚姻の意思を持って共同生活を行っている」状態をみなすため、単に恋人と一緒に暮らすというだけでは事実婚とはいえません。
では、事実婚を選ぶ理由は何でしょうか?事実婚のメリットをご紹介します。
法律婚をして性が変わると、氏名変更の手続きが必要になります。氏名を変更すると、住民票や免許証・パスポート、クレジットカード、会社への届け出、保険などすべてを変更しなければなりません。事実婚ならこのような手続きは不要です。
事実婚は、住民票の続柄の欄に「夫(未届)」または「妻(未届)」と記載し提出するだけで、婚姻している証明になります。これだけで、法的手続きや社会的なサービスを受けることができます。
婚姻届を出していないため、夫婦関係を解消しても戸籍にバツがつくことはありません。もちろん、離婚届の提出も不要です。
パートナーとは結婚したいと思っていても、パートナーの家族と親族になることに抵抗を覚える人も少なくないのではないでしょうか?こういった場合は、事実婚によって解決することができます。
また、相手方の親族と折り合いがつかない場合も、事実婚で済ませることができます。
上述した通り多数のメリットはありますが、届け出を出していない分、法律上失われるものも存在します。
法律上の配偶者ではないので、有効な遺言書を作成しておかない限り、パートナーの親族などの相続人が遺産を引き継ぐことになってしまいます。財産分与を考慮して、遺言書を作成しておきましょう。
日本ではまだまだ結婚が当たり前。その中で「事実婚」をしたと聞くと、何か事情があるのかもしれない、と周りから一歩引いて見られる可能性があります。
母親は出産をもって親子関係が法的に認められますが、父親は認知の手続きをしない限り証明されません。また、認知したとしても子供は母親の戸籍に入るケースが多いため、基本的に親権者は女性側が持つことになります。
仮に、子供を父親の戸籍に入れたい場合は、まず認知の手続きを済ませ、次に家庭裁判所に子供の氏姓の変更許可を申し立て、養子の手続きをすることが必要です。
事実婚には、夫婦になっても別姓でい続けることができる大きなメリットがあります。
ただその反面、正式な婚姻の証明にならないため、法的なサービスが簡単に受けられないのも事実です。
現状日本では事実婚が浸透していませんが、結婚に関しても多様化しているのが今の世の中です。今回ご紹介した内容を参考に、事実婚をするのかどうか検討してみてください。自分たちに1番合った結婚の形を選びましょう。
入籍をせず婚姻状態にあることを「事実婚」といいますが、事実婚とは細かくどういった意味があるのでしょうか。事実婚のメリット・デメリットと一緒にご紹介していきます。
事実婚とは?法律婚との違い
「事実婚」とは一言でいうと、婚姻届を提出していない夫婦のことです。男女双方が結婚の意志を持ちながら共同で生活しているため、事実上結婚はしているものの、入籍の届出をしていない状態にあります。
事実婚の定義は以下です。
・互いに婚姻の意思がある
・共同生活をしている
・公的手続きにも表明している
・子供のことを認知している
それに対して法律婚は、一般的な結婚の形です。役所へ婚姻届けを提出し、法律的にも夫と妻と認められる形です。
事実婚と法律婚の違いは、夫婦としての手続きや受けられる行政サービス等があるかないかです。
事実婚は「夫婦がお互いに婚姻の意思を持って共同生活を行っている」状態をみなすため、単に恋人と一緒に暮らすというだけでは事実婚とはいえません。
事実婚を選ぶ理由・メリット
では、事実婚を選ぶ理由は何でしょうか?事実婚のメリットをご紹介します。
姓を変更する手間がかからない
法律婚をして性が変わると、氏名変更の手続きが必要になります。氏名を変更すると、住民票や免許証・パスポート、クレジットカード、会社への届け出、保険などすべてを変更しなければなりません。事実婚ならこのような手続きは不要です。
関係を証明する手続きが簡単
事実婚は、住民票の続柄の欄に「夫(未届)」または「妻(未届)」と記載し提出するだけで、婚姻している証明になります。これだけで、法的手続きや社会的なサービスを受けることができます。
離婚しても戸籍にバツがつかない
婚姻届を出していないため、夫婦関係を解消しても戸籍にバツがつくことはありません。もちろん、離婚届の提出も不要です。
義理の両親と法律上の関係がない
パートナーとは結婚したいと思っていても、パートナーの家族と親族になることに抵抗を覚える人も少なくないのではないでしょうか?こういった場合は、事実婚によって解決することができます。
また、相手方の親族と折り合いがつかない場合も、事実婚で済ませることができます。
事実婚のデメリット
上述した通り多数のメリットはありますが、届け出を出していない分、法律上失われるものも存在します。
財産の相続権がない
法律上の配偶者ではないので、有効な遺言書を作成しておかない限り、パートナーの親族などの相続人が遺産を引き継ぐことになってしまいます。財産分与を考慮して、遺言書を作成しておきましょう。
周囲から奇異の目で見られる可能性がある
日本ではまだまだ結婚が当たり前。その中で「事実婚」をしたと聞くと、何か事情があるのかもしれない、と周りから一歩引いて見られる可能性があります。
親権が母親にある
母親は出産をもって親子関係が法的に認められますが、父親は認知の手続きをしない限り証明されません。また、認知したとしても子供は母親の戸籍に入るケースが多いため、基本的に親権者は女性側が持つことになります。
仮に、子供を父親の戸籍に入れたい場合は、まず認知の手続きを済ませ、次に家庭裁判所に子供の氏姓の変更許可を申し立て、養子の手続きをすることが必要です。
事実婚のメリット・デメリットを理解した上で選ぼう
事実婚には、夫婦になっても別姓でい続けることができる大きなメリットがあります。
ただその反面、正式な婚姻の証明にならないため、法的なサービスが簡単に受けられないのも事実です。
現状日本では事実婚が浸透していませんが、結婚に関しても多様化しているのが今の世の中です。今回ご紹介した内容を参考に、事実婚をするのかどうか検討してみてください。自分たちに1番合った結婚の形を選びましょう。
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