婚活・再婚 2025/08/20
私だけじゃない!結婚不安の体験談特集5選
「彼と付き合って数年、仲は良いのに、結婚の話が一向に出てこない…」
そんなもどかしさを抱えている女性は、実は少なくありません。恋愛関係は穏やかで不満もない。けれど、なぜか将来の話になると急に足踏みしてしまう。
そこには、性格や価値観の違いだけでなく、育ってきた環境、恋愛観のクセ、自分自身の不安など、複雑に絡み合う要素が潜んでいます。
本コラムでは、30代から50代の女性への聞き取りや体験談をもとに、「付き合いは順調だけど、結婚にはなぜか至らない」恋愛の共通点と、その乗り越え方を考えていきます。
ある36歳の女性は、彼の仕事が忙しいからと自分の予定を後回しにし、家事や身の回りの世話を積極的に引き受けていました。最初はそれが愛情表現でしたが、次第に彼の中で「やってくれるのが当たり前」になり、恋人としてのバランスが崩れてしまったそうです。
また、42歳の女性は「我慢すればうまくいく」と信じてきたものの、結果的には「付き合うには都合がいいけれど、結婚相手としては見られていない」と感じたそうです。
こうしたケースでは、無理をしてでも相手に合わせようとする“いい人”な自分が、気づかぬうちに関係の主導権を相手に預けてしまい、対等なパートナー関係が築けなくなっていることがあります。
「いつか結婚しよう」という言葉を信じ続けた結果、気づけば5年以上が経過していた——。そんな体験を語ってくれたのは、39歳の女性。
当初は「数年のうちに」と具体的な時期を口にしていた彼も、時が経つにつれて「今は仕事が落ち着かないから」「もう少しだけ待って」と言い訳を繰り返すように。
35歳の女性もまた、「このままでは一生結婚できないかもしれない」と焦り、彼に将来の話を切り出しましたが、具体的な返答は得られず、結局別れを選びました。
将来の話を「そのうち」と曖昧に済ませる相手に、時間を費やし続けることはときに大きなリスクです。「いつか」は本当に来るのか、自分の時間を預けるだけの価値があるのか。見極める力が求められます。
38歳の女性は、自分の中にある“理想の結婚像”を強く持ちすぎていたことで、目の前の彼との関係が少しでも理想とずれると不安になってしまい、「この人で本当にいいのか?」と迷いが出てしまったといいます。
また40歳の女性は、「もっと合う人がいるのでは」と思い続けた結果、何人もの男性と長続きしなかった経験があるそうです。完璧を求めるあまり、本来大切にすべき相手の本質や関係の価値を見失ってしまうのです。
理想を持つのは決して悪いことではありません。ですが、すべてを理想通りに満たす相手はいませんし、結婚とは「完璧な相手に出会うこと」よりも、「 imperfect(未完成)な二人が、どうやって支え合うか」を考えることが大切なのです。
育った家庭の空気感や親の夫婦関係は、私たちの結婚観に大きな影響を与えます。
たとえば、34歳の女性は両親の不仲を幼少期から見てきたことで、「結婚すると我慢ばかりになるのでは」という不安を常に感じていたそうです。46歳の女性も、母親の「結婚は必ずしも幸せになれるものじゃない」という言葉をずっと覚えていて、無意識に結婚を避けてきたと話します。
このように、家庭環境から受け継がれた考え方が、恋愛や結婚に対する“見えないブレーキ”となっていることは珍しくありません。まずはそれに気づき、自分が本当に望んでいるものは何かを見つめ直すことが大切です。
「言いたいことはあるけど、嫌われたくないから我慢してしまう」——
そんな姿勢が続くと、やがて関係は表面的なものになってしまいます。
41歳の女性は、「彼に気を使い続けていたら、自分の感情が分からなくなった」と話します。相手にとっては“居心地のいい存在”でも、本音を言い合えない関係に、深い信頼関係は生まれにくいのです。
37歳の女性も、彼の顔色をうかがうばかりで「私らしさ」を出せず、結果的に結婚という話に進めなかった経験があるそうです。
本音で向き合える関係こそが、長く続く安心の基盤になります。小さなことでも、自分の気持ちを丁寧に伝えることを恐れない姿勢が、やがて結婚に向けた信頼につながるのです。
自分の力だけではコントロールできないこともありますが、以下の3つの視点を持つことで、恋愛を結婚に結びつけやすくなります。
①結婚の意志やタイミングを話し合う
交際から1年前後を目安に、「いつまでに結婚したい?」「どんな暮らしをしたい?」と具体的に将来について会話する時間を設けましょう。
「今は忙しいから」など抽象的な理由に流されず、現実的なスケジュール感を共有することが大切です。
②自分の価値観を整理する
自分が大切にしたい価値観(たとえば、家事分担・子どもの有無・住まい・親との関係性など)を明確にしておくことで、将来のすれ違いを防げます。
紙に書き出すことで頭の中も整理され、判断に自信が持てるようになります。
③対等な関係を築く意識を持つ
尽くしすぎたり、逆に依存しすぎたりしない関係性が、結婚生活には不可欠です。「お互いが自立しながらも支え合える関係」を目指すことが、長く続く夫婦のあり方にもつながります。
恋愛の延長線に結婚があるとは限りません。恋人としてうまくいっていても、いざ生活を共にするとなると、別の課題が見えてくることも多いのです。
だからこそ、恋愛の楽しさだけでなく、「この人となら一緒に人生を築けるか?」という視点で考えてみることが大切です。経済感覚、仕事への向き合い方、家族との関係性、将来の展望——
これらを一緒に言葉にできる関係かどうかが、結婚に向けた第一歩になります。
楽しい時間を共有していても、いざ結婚となると立ち止まってしまう――そんなとき、原因は相手ではなく自分の中にあるのかもしれません。
理想にこだわりすぎていたり、過去の家庭環境に引っ張られていたり、自分の本音を伝える勇気が持てなかったり。そうした“見えないブレーキ”を外すことで、結婚への道がぐっと近づくはずです。
「長く付き合っているから」「年齢的にそろそろだから」ではなく、「この人となら、ちゃんと未来を築いていける」と思える関係を選んでください。
恋愛と結婚は違うもの。でも、自分らしさを大切にしながら築いていくパートナーシップは、きっとあなたを幸せにしてくれるはずです。心から信頼できる人と、あたたかな未来を歩んでいきましょう。
そんなもどかしさを抱えている女性は、実は少なくありません。恋愛関係は穏やかで不満もない。けれど、なぜか将来の話になると急に足踏みしてしまう。
そこには、性格や価値観の違いだけでなく、育ってきた環境、恋愛観のクセ、自分自身の不安など、複雑に絡み合う要素が潜んでいます。
本コラムでは、30代から50代の女性への聞き取りや体験談をもとに、「付き合いは順調だけど、結婚にはなぜか至らない」恋愛の共通点と、その乗り越え方を考えていきます。
①“尽くしすぎる”ことで主導権を失う
ある36歳の女性は、彼の仕事が忙しいからと自分の予定を後回しにし、家事や身の回りの世話を積極的に引き受けていました。最初はそれが愛情表現でしたが、次第に彼の中で「やってくれるのが当たり前」になり、恋人としてのバランスが崩れてしまったそうです。
また、42歳の女性は「我慢すればうまくいく」と信じてきたものの、結果的には「付き合うには都合がいいけれど、結婚相手としては見られていない」と感じたそうです。
こうしたケースでは、無理をしてでも相手に合わせようとする“いい人”な自分が、気づかぬうちに関係の主導権を相手に預けてしまい、対等なパートナー関係が築けなくなっていることがあります。
②“いつか結婚しよう”の言葉に時間を奪われる
「いつか結婚しよう」という言葉を信じ続けた結果、気づけば5年以上が経過していた——。そんな体験を語ってくれたのは、39歳の女性。
当初は「数年のうちに」と具体的な時期を口にしていた彼も、時が経つにつれて「今は仕事が落ち着かないから」「もう少しだけ待って」と言い訳を繰り返すように。
35歳の女性もまた、「このままでは一生結婚できないかもしれない」と焦り、彼に将来の話を切り出しましたが、具体的な返答は得られず、結局別れを選びました。
将来の話を「そのうち」と曖昧に済ませる相手に、時間を費やし続けることはときに大きなリスクです。「いつか」は本当に来るのか、自分の時間を預けるだけの価値があるのか。見極める力が求められます。
③理想が高すぎると、現実と向き合えない
38歳の女性は、自分の中にある“理想の結婚像”を強く持ちすぎていたことで、目の前の彼との関係が少しでも理想とずれると不安になってしまい、「この人で本当にいいのか?」と迷いが出てしまったといいます。
また40歳の女性は、「もっと合う人がいるのでは」と思い続けた結果、何人もの男性と長続きしなかった経験があるそうです。完璧を求めるあまり、本来大切にすべき相手の本質や関係の価値を見失ってしまうのです。
理想を持つのは決して悪いことではありません。ですが、すべてを理想通りに満たす相手はいませんし、結婚とは「完璧な相手に出会うこと」よりも、「 imperfect(未完成)な二人が、どうやって支え合うか」を考えることが大切なのです。
④家庭環境が無意識に影響している
育った家庭の空気感や親の夫婦関係は、私たちの結婚観に大きな影響を与えます。
たとえば、34歳の女性は両親の不仲を幼少期から見てきたことで、「結婚すると我慢ばかりになるのでは」という不安を常に感じていたそうです。46歳の女性も、母親の「結婚は必ずしも幸せになれるものじゃない」という言葉をずっと覚えていて、無意識に結婚を避けてきたと話します。
このように、家庭環境から受け継がれた考え方が、恋愛や結婚に対する“見えないブレーキ”となっていることは珍しくありません。まずはそれに気づき、自分が本当に望んでいるものは何かを見つめ直すことが大切です。
⑤“本音を隠す”ことで関係が浅くなる
「言いたいことはあるけど、嫌われたくないから我慢してしまう」——
そんな姿勢が続くと、やがて関係は表面的なものになってしまいます。
41歳の女性は、「彼に気を使い続けていたら、自分の感情が分からなくなった」と話します。相手にとっては“居心地のいい存在”でも、本音を言い合えない関係に、深い信頼関係は生まれにくいのです。
37歳の女性も、彼の顔色をうかがうばかりで「私らしさ」を出せず、結果的に結婚という話に進めなかった経験があるそうです。
本音で向き合える関係こそが、長く続く安心の基盤になります。小さなことでも、自分の気持ちを丁寧に伝えることを恐れない姿勢が、やがて結婚に向けた信頼につながるのです。
どうすれば“結婚につながる恋愛”になる?
自分の力だけではコントロールできないこともありますが、以下の3つの視点を持つことで、恋愛を結婚に結びつけやすくなります。
①結婚の意志やタイミングを話し合う
交際から1年前後を目安に、「いつまでに結婚したい?」「どんな暮らしをしたい?」と具体的に将来について会話する時間を設けましょう。
「今は忙しいから」など抽象的な理由に流されず、現実的なスケジュール感を共有することが大切です。
②自分の価値観を整理する
自分が大切にしたい価値観(たとえば、家事分担・子どもの有無・住まい・親との関係性など)を明確にしておくことで、将来のすれ違いを防げます。
紙に書き出すことで頭の中も整理され、判断に自信が持てるようになります。
③対等な関係を築く意識を持つ
尽くしすぎたり、逆に依存しすぎたりしない関係性が、結婚生活には不可欠です。「お互いが自立しながらも支え合える関係」を目指すことが、長く続く夫婦のあり方にもつながります。
結婚は“人生のパートナーシップ”
恋愛の延長線に結婚があるとは限りません。恋人としてうまくいっていても、いざ生活を共にするとなると、別の課題が見えてくることも多いのです。
だからこそ、恋愛の楽しさだけでなく、「この人となら一緒に人生を築けるか?」という視点で考えてみることが大切です。経済感覚、仕事への向き合い方、家族との関係性、将来の展望——
これらを一緒に言葉にできる関係かどうかが、結婚に向けた第一歩になります。
まとめ:恋愛を結婚につなげるために
楽しい時間を共有していても、いざ結婚となると立ち止まってしまう――そんなとき、原因は相手ではなく自分の中にあるのかもしれません。
理想にこだわりすぎていたり、過去の家庭環境に引っ張られていたり、自分の本音を伝える勇気が持てなかったり。そうした“見えないブレーキ”を外すことで、結婚への道がぐっと近づくはずです。
「長く付き合っているから」「年齢的にそろそろだから」ではなく、「この人となら、ちゃんと未来を築いていける」と思える関係を選んでください。
恋愛と結婚は違うもの。でも、自分らしさを大切にしながら築いていくパートナーシップは、きっとあなたを幸せにしてくれるはずです。心から信頼できる人と、あたたかな未来を歩んでいきましょう。
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